Blue Moon

Monsta Xのあれやこれ

【5th Album-THE CLAN pt.2.5 "BEAUTIFUL】全曲和訳完了・アルバム紹介

  1. Ready or Not
  2. 아름다워/美しい(Beautiful)
  3. 넘사벽/越えられない壁(Incomparable)
  4. 니가 필요해/君が必要だ(Need U)
  5. Oi
  6. Miss You 
  7. Calm Down
  8. 너만 생각해/君だけ考える(All I Do)
  9. 5:14(Last Page)
  10. 넌 어때/君はどう?(I`ll Be There)

 

 

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アルバム紹介

成長と発展のためのストーリーで最も完璧な結末、
Monsta X 初正規アルバム The Clan PART 2.5 The Final Chapter [BEAUTIFUL]発売

最も完璧な結末だ。成長と発展を目指し やや重いテーマを手にしたMonsta Xは これまで一言では定義づけしにくい多くの価値を語るため 様々な話を持ち出して大衆と疎通した。

 

2016年5月、ストーリーの始まりだった 'Part.1 LOST'からMonsta Xの物語は格別だった。日常で出会うことができる最も冷えた影である喪失と痛みを語ったのだ。同時代を生きていく人たちの痛みを撫でながら開始した話は 2016年10月 'Part.2 GUILTY'を通じて痛みを経験した後 不条理な世界に対抗して内面の罪悪を洗い流したいという純粋な動きを見せ クライマックスに向かって突き進んだ。'Monsta X'は社会を構成する数多くの存在に深く刻まれた傷を克服し むしろその中で純粋さという価値を再確立する劇的なストーリーで一段階成熟したのである。もしかしたら成長と発展はこの中で絶えず行われていたのかもしれない。

 

そして今 Monsta Xは'Part.2.5 BEAUTIHUL'を通じて新たな美しさを語ろうとしている。'Part.2.5 BEAUTIHUL'全体の最大のキーワードは'勇気'と美しい価値に向けた'希望'、そして'意志'だ。傷ついた魂が純粋な価値を見出すのが前作の物語だったら、今はその価値のために何でもこなすという強烈な意思が新たな物語を作りあげる。2つの物語の構造を介して見つけ出した価値は誰かの助けを待って得るものではない。Monsta Xはこの事実を語って自分の美しさを守るために より力強い歩みを踏み出そうとしている。

 

前作'GUILTY'の後続作といえる'BEAUTIFUL'は鮮明になったMonsta Xの世界観を反映する。この世界観をより強固なものにするため 多くの象徴とシンボルが動員され よりきめ細かい視覚的コンテンツが作られた。また、美しい価値を守るために何でもできるという果敢さを随所に盛り込むために主題意識を表出し、Monsta Xの成長期はさらに美しい結末を迎えることが出来た。

 

タイトル曲の'Beautiful'は スターウォーズ、アテナ、ジュホン、IMが共に参加した曲で トラップ、バスタップサウンドが融合し大衆性溢れるメロディーラインを作り出した。手に入れられない愛を赤いバラで表現し 拒否しがたい愛に対する心を新鮮に表現した。Monsta Xのトレードマークともいえるダイナミックなサウンドが曲全体を包み込み、パフォーマンス型ヒップホップナンバーだが流麗なメロディーは聞きごたえを増す。'完全な拘束'という状況で新たな方向性を模索するメンバー達を感覚的に表現したミュージックビデオは 曲の雰囲気を伝えるために不足はない。過去の姿を消し 新たな自我を迎えるという内容を表現するスタイルを完成させた。

 

リシ、ESBEE、STERE014、ジュホン、IMが意気投合した'Ready or Not'は強烈な感じに満ちたナンバーだ。特にドラムとシンセサイザーのパワーあふれる進行がMonsta Xの持つ特有のエネルギーをよく表現し、'準備ができていようがなかろうが ぶつかっていき その姿を見せたい'という自信に満ちた応援のメッセージは 同時代を生きている人々に伝えるMonsta Xの慰めだ。全体的にこれまでのMonsta Xが見せてくれたエネルギー的な姿を伝える曲でもある。

 

'넘사벽/越えられない壁(Incomparable)'と'니가 필요해/君が必要だ(Need U)'もMonsta Xだけの色が感じられる。XEPYがプロデュースした'넘사벽/越えられない壁(Incomparable)'は乗り越えにくい部分を表現する新造語を借用した曲で見逃せない魅力をもつ理性に対する感じを率直な歌詞で表現した。Monsta Xというグループの姿を思い出すとき 思い浮かぶ強烈なイメージからは少し外れる曲で、新しい姿に出会えるという点では嬉しくて特別だ。

 

'Need U'はシンプルながらもキャッチーなベースラインが際立つヒップホップ曲だ。一目ぼれした男が話したい話を強烈ながらも大衆性な色で表現し、トレンディなヒップホップをベースにMonsta Xだけの色を加えて大衆性のあるトラックを完成させた。

 

このほかにも自由な音楽的カラーが際立つ'Oi'、未来志向的なスタイルで夢幻的な感じを完成させた'Miss You'、曲前半で感じる強烈的な感じがMonsta Xのスタイルを語る'Calm Down'、軽い感じに繋がる大衆的なタッチと共に感じられるビンテージな感じがMonsta Xの風変わりな面を教えてくれる'All I Do'、甘い感じでいっぱいのR&Bナンバー '5:14(Last Page)'、ヒップホップスタイルを基盤に風変わりな感じを加えたフューチャーR&B 'I'll Be There'など 正規に対して様々な試みを止めてこなかったMonsta Xの音楽的挑戦を感じることができるトラックでいっぱいだ。

 

音楽から映像まで、Monsta Xは完璧な仕上がりのために準備してきたすべてのものをアルバムに込めて完成度の高いストーリーのピリオドを打つ。未来をより一層期待させるのは、ストーリーラインを繋いでいく間に見せた成長の歴史だろう。Monsta Xは変化と歴史を続けながら さらに成熟して強くなった。この物語の終わりが分からないのは、絶えず変化して煌めく日常の価値のように輝いているMonsta Xのメンバー達の姿の中で咲いた絶頂の物語のためだ。